まつ毛エクステンションとは

シングルエクステとフラットラッシュの装着例

まつ毛エクステンションの発祥、歴史、メリット・デメリットについて紹介していきます。

1.  まつ毛エクステンションとは

まつ毛エクステンション(*エクステンション(Extension)は英語で「延長する」という意味です。)は、
この10年ですっかり一般的なメイク方法になりました。瞼に直接接着する付けまつ毛とは異なり、まつ毛エクステンションは1本の地まつ毛に合成繊維で作られた人工毛を、専用の瞬間接着剤で接着していく方法です。

カール、太さ、長さ、色、形状にさまざまな種類があり、技術者は顧客に合わせて材料を選び施術するのでまさに一人一人オーダーメイドになります。

まつ毛エクステを初めて経験するお客様は、期待と不安が入り混じった気持ちです。 施術終、初めて鏡を見た時の驚きと感動は忘れられない体験となり、多くの方が継続して付けていたいと感じるのです。 
まつ毛エクステはメイクを楽にするだけでなく、日々の生活に自信を与えてくれます。
たった1-2時間で変化が分かる即効性があり、洗顔しても約1ヶ月持続するので生活に取り入れやすい美容です。

自身で付けることは非常に危険ですし、美しく仕上げるためには美容師免許を持った技術者に施術してもらうことが必要です。
まつ毛エクステンションの需要は伸び、熟練していない技術者によって問題が発生するトラブルもあります。
まつ毛エクステンションのイメージを低下させないように、全ての技術者・サロン・講師は責任を持って安全で安心な施術を提供し続けられるように努めることが大切となります。

2. まつ毛エクステンションの歴史

1800年代後半

アメリカでは”地まつ毛の毛先を切ると長く伸びる”
”くるみの葉を浸透させた水を塗ると伸びる“などまつ毛を伸ばす意識が始まっていました。フランスでは髪の毛を瞼に縫い付ける方法でまつ毛を延長することを一部で行っていました。

1900年代初め

アメリカでは”地まつ毛の毛先を切ると長く伸びる”
エジプトから影響を受けヨーロッパでは何時間もかけてメイクを楽しむのは女王や皇族の特権でした。1913年フランス科学者によって現在のマスカラが商品化され、1930-1950年には民衆にもマスカラが広まるようになりました。

1900年代後半

韓国の付けまつ毛工場で余った人工毛再利用の為に、エクステンションの原型となるものが作られたと言われています。まつ毛エクステの技術も韓国が発祥です。その時期は定かではありませんが50年程前には始まっていたとも言われています。

2004年

まつ毛エクステのサービスが日本で開始されました。2007年には一般的に認知されました。この時は1本に1本のクラシックエクステと根元にノットが有るフレアーエクステを地まつ毛数本にのせていく技法が主流でした。

2008年

日本でまつ毛エクステ美容サービスに関わるトラブルが多数発生した為、国家試験の美容師免許取得者のみがまつ毛エクステンションの施術ができると法律が改正されました。

2014年

日本で初めてエアリーボリュームラッシュ技術のセミナーが始まりボリュームラッシュの技術が始まりました。

2018年

ブルーミングラッシュ技術が始まり、2019年より徐々に浸透していきました。

3. まつ毛エクステンションのトラブル

4人に1人が異変や違和感を経験

 ・ボリューム出し過ぎでまつ毛が痛んだ
 ・すぐ取れた
 ・数本の地まつ毛がくっつき違和感がある
 ・施術中目が沁みた・痛みがあった
 ・グルーが目や皮膚に付いた
 ・グルーの品質が悪く目や皮膚に違和感
   目が痛い・充血した・かゆい
   瞼が腫れた・かぶれた

4.  メリット・デメリット

メリット

・ 目を大きくハッキリ見せることができる
・ コンプレックスを改善
・ 自分に自信を持てるなど精神的効果
・ 化粧時間の短縮
・ マスカラによる目の下が黒くならない
・ カール・長さ・濃さ・カラーをカスタマイズ
・ 1回の短時間の施術で大きな変化
・ 洗顔・発汗・涙に強い
・ 1か月前後の持続性
・ 付けまつ毛より違和感がない
・ 自分のまつ毛のような感覚

デメリット

・ 目を強くこすれない
・ ビューラーができない
・ オイル洗顔ができない
・ 眼鏡をかける場合:長さ・カール要調整
・ まつ毛が抜けたりダメージになる可能性
・ アレルギー反応・炎症が起きる可能性
・ 定期的にサロンへ行く必要性
・ 自分でメンテナンスができない
・ 経済的な負担
・ 技術者によって技術の差がある

5.  まつ毛エクステンションの合う人・合わない人

基本的にはほとんどの方がエクステの施術を受けられ、楽しんでいただくことができます。
まつ毛エクステがしたくてもまれに体質に合わないという方もいらっしゃいますし、アフターケアが面倒に感じてエクステの施術を続けられない方もいらっしゃいます。
事前にまつ毛エクステをするにあたり、注意しておかなければいけない点などを明確にして聞いてかなった・知らなかったなどのトラブルが起きないようにしましょう。

まつ毛エクステに合う人

□地まつ毛が健康で目頭から目尻まで生えている
□目と目の周りのお肌の状態は良好な方
□まつ毛やまつ毛の根元をゴシゴシ強く洗うことができない、まつ毛をあまり触らないようにするなどアフターケアについて同意することができる
□施術後約5~6時間は洗顔や入浴など、高温多湿の場所を避けることが問題ない方
□取れかかってきたらサロンでリペアに来てメンテナンスができる方

まつ毛エクステに合わない人

□妊娠中の方や、体調不良、治療中の方で医師の判断でエクステをしない方がいいと判断された方
□視力回復手術や目と目周辺の手術・治療を最近(約3ヶ月以内)に行った場合
□以前まつ毛エクステサロンで、シアノアクリレート系グルーに対してやその他材料に対してアレルギー反応があった場合
□化粧品などに対し、とても敏感な場合

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