まつ毛パーマはセルフでやってもいいの?
セルフでまつ毛パーマ(ラッシュリフト)をすることは、安全なのでしょうか?
答えは、NOです。
どうしても、自分でやりたいという気持ちから、自分でまつ毛パーマを行う方はいらっしゃいますが、どのような理由でおすすめできないのか、するべきではないのかをご紹介していきます。
1. ラッシュリフトとは
ラッシュリフトとは、まつ毛にパーマ剤を塗ってまつ毛をカールさせることを言います。
通常は、美容師免許をもち、知識と経験のある技術者がお客様に施術を行います。
施術を行う際には、お客様はベッドに横になり、目を閉じていただきます。
そして、技術者は目元がしっかりと見える環境で、細心の注意を払って施術を行なっていきます。
まつ毛1本1本の向きや、溶剤を塗布する量や位置によって最終的な仕上がりも変わってきます。
2. 注意が必要な商材
特に注意が必要な商材は、グルー、使用する鋭利な道具、パーマ液です。
●グルー
まつ毛にカールをつけるために、ロッド (rod)、シリコンシールド(silicone shield) と呼ばれるカーブのある型を瞼に置き、水性のアクアグルーを使用してまつ毛をロッドに巻きつけていきます。 コームや先端が鋭利な道具を使用してまつ毛をロッドに貼り付ける作業を行います。
●パーマ液
パーマ液は、現在では化粧品登録済みの、比較的優しいクリームが出ています。
コスメラッシュリフトクリーム、ケラチンラッシュリフトクリームなどと呼ばれることもあります。
しかし、ヘアに使用するパーマ剤と同じ効果をもたらす化学薬品ため、まつ毛は多少なりともダメージを受けます。
化粧品に使用できるプロピレングリコールやメチルパラベンなどの成分が含まれており、安全なように感じてしまいますが、刺激を引き起こす可能性があるため、目や粘膜に近い部分に塗っていくことは、細心の注意が必要になります。
3. セルフで行うまつ毛パーマ
ご自身でまつ毛パーマ行う際には、鏡を見て作業をすることになります。
左右が反対になり、普段コントロールのきく利き手もうまく操作することが難しくなってしまいます。
使用する商材、道具の危険性と、鏡を見ての作業ということを踏まえ、デリケートで大切な目元にセルフでまつ毛パーマを行うことは、お勧めできません。
セルフだとどうしても、適当、乱暴にしてしまうこともありますので、経験のある免許を持った技術者に、十分注意して施術を行なってもらうことは、健康上の安全を確保する上でとても大切です。