まつ毛パーマ(ラッシュリフト)に必要な商材

まつ毛パーマ(ラッシュリフト・コスメリフト)の施術で必要な商材について、そして商材選びのポイントについて説明していきます。

1.  まつ毛パーマの商材

まつ毛パーマで使用する商材のリストは下記の通りになります。

・まつ毛クリーナー
・瞼保護クリーム(ワセリンなど)
・ラッシュリフトクリーム1、2液
・ロッド(各種・サイズ)
・グルー
・まつ毛を上げる際に使用する道具(コーム、リフトスティック、スパチュラなど)
・トリートメント
・施術で使用する消耗品(精製水、綿棒、爪楊枝、ラップ、コットンなど)

2.  商材選びのポイント:ラッシュリフトクリーム

ラッシュリフトクリームは、現在いろんな種類がでています。
従来のいわゆるまつ毛パーマの液は、現在主流となっているラッシュリフト・コスメリフトで使用されるケラチンクリームよりも強い成分になっています。

その分放置時間が短く、ケラチンクリームを使用した施術時間と比べると15分ほどの差があります。
仕上がりのもちの違いに大きな差はなく、お客様のまつ毛によりどちらの商材がより合うなどがあります。
海外では、両方のメニューを導入しお客様にあった施術方法を選ぶことができるサロンも多くあります。

まつ毛の毛先の縮れを防止するために、毛先を避けてクリームを塗布しますが、強い液を使用する場合はこの点により注意して施術をする必要があります。

3. 商材選びのポイント:ロッド

お客様の希望の仕上がりに合った種類を踏まえて、お客様のまつ毛にあったサイズを選ぶことがラッシュリフトの施術で一番大切なポイントとなります。
基本的な目安として(仕上がりの希望や施術方法によって違いがありますが)、ロッドの2/3に、まつ毛を巻きつけるのでまつ毛の長さにあったロッドを選ぶ必要があります。

ロッドの断面の形状によって、ラウンドカール(Cカール:緩やかなカール)や、ストレートカール(Lカール:ビューラーで根元に角度をつけて上げたような角ばったカール)などカールの付け方を変えることができます。

ロッドの素材や形状もいろんな種類があります、まぶたに密着させやすく、施術がスムーズにできることが選ぶ時のポイントになります。
施術者の技術方法や、お客様の瞼によって使いやすいと感じるロッドも変わってきます。
また、下まつ毛にも施術することが可能です。

上記の内容から、まつ毛パーマには各種・各サイズロッドを用意することが必要です。

4.  商材選びのポイント:グルー

まつ毛パーマで使用するグルーは、透明で少し粘り気のある水性グルーを使用します。
施術上級者は、速乾性に優れたグルーを使用することが多いです。

グルーの硬化スピード以外に注意が必要な点は下記のようなことがあげられます。
・糸引く
・白残りする(水でグルーを除去するのに時間がかかる・綺麗に取りきれないという心配がある)
・張り付き感・粘度(粘度強めは太毛向き、粘着弱めのさらさらタイプは細毛に向き)

5.  商材選びのポイント:まつ毛を上げる際に使用する道具

まつ毛を上げる際に、使用する道具としてコーム、リフトスティック、スパチュラ、爪楊枝など施術者によって好みが変わってきます。

まつ毛パーマの施術で、まつ毛1本1本を綺麗に希望の方向へ巻き上げることは仕上がりに直接的に関わってくるのでとても大切な工程になります。
そして、左右同じテンション(ひっぱり具合)で、同じ巻き付け方をすることも大切です。

グルーは比較的はやく硬化していきますので素早く綺麗に巻き上げを行う必要があります。
巻き上げの際に、道具を2種類など使い分ける施術者も少なくありません。
まずコームやスパチュラを使用して広範囲をしっかり上げていき、先の尖ったスティック状の道具を使用して細かい部分を微調整を行います。

6. 商材選びのポイント:トリートメント

まつ毛パーマはケラチンラッシュリフトクリームやコスメリフトクリームを使用しても、地まつ毛にダメージを負わせてしまうことは避けられません。
そのため、しっかりとしたトリートメントケアを行う必要があります。

サロンでできるトリートメントとは2種類あります。
ラッシュリフト3液目のような形で、トリートメントを塗布して必要時間放置しまつ毛の保湿・ダメージ補修を行う施術が1つ目です。
もう1つ種類は、ラッシュトリートメント美容液を塗布するという方法です。

こちらのラッシュトリートメント美容液は、コーティング剤のようなものでお客様にアフターケアを行なってもらうために店舗で物販として販売することをお勧めします。